“小嶋 ララ子” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:小嶋 ララ子 (3 件 / 1 ページ)

可愛くて、どうしよう?

 

世界一可愛い!そう断言できるほど、宇雪は幼馴染みの嵐のことが可愛くてならない。恋心を自覚してはいたが、無邪気にくっついてくる彼に避けられるのが怖くて、気持ちを抑え込んでいた。なのに、庇護すべき存在だと思っていた嵐が、いつの間にか自分から離れて進路を定めていると知りショックを受ける。おまけにキスされ触られて、嵐の思わぬ男らしさに怯えて泣いてしまい…。 (「BOOK」データベースより)

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可愛くて!!!!どうしよう!!!(挨拶)

 完全にしょっぱなから出来上がってる(けどBL的な意味での気持ちの通じ合いはまだの)男子2人が始終イチャイチャしながらお互いの距離感を気にして動けなくなったり、高校生らしい悩みを抱えたり、互いに独占欲を発揮したり……と、大変かわいらしい感じに青春するお話。これは良いほもゆり。

 攻の嵐がアホの子と見せかけて案外頭が良かったり色々将来について考えたりしていて、天然でも腹黒でもないギリギリのあざとさ具合がたまらない。そして受の宇雪が嵐への自分の気持ちにうすうす気付きながらも(多分周囲にはバレバレな感じで)一生懸命隠そうとしてるのがまた可愛い。可愛い×可愛い系ほもゆりなんだけど、二人ともちゃんと要所要所で男らしいところを見せてくれるのが大変ツボでした。

 イチャイチャバカップル可愛い系だけどエロ描写は結構濃い目。あざとさ全開の嵐がいざ致すとなると宇雪可愛いあまりに余裕なくなってがっついちゃうのがまた可愛かったです。宇雪は頑張れ超頑張れって感じだけどな!!栗城さんのBL割とこう、がっついちゃう攻の猛攻に疲れ果ててた受の別れ話から始まる話多い気がするんで、ほんと嵐さんには今後は自重を学んでいただきたいものであります。


今日も明日も会いたくて

 

ああ、可愛い俺の嫁……。たまらん、抱きしめたい! 弁当店の浅緋は、お客の黒崎が気になる。背も高く格好いいのになんだか挙動不審で、そのギャップが可愛く思えてしまうのだ。ある日、思いがけず黒崎への想いを自覚した浅緋は、彼がゲイで恋人でなくても体を重ねると知り、つい「俺でもいいじゃん」と誘ってしまう。なのに羞恥と混乱で泣き、逃げ出してしまった。傷ついたような黒崎の表情に、どうしていいか分からなくて……。

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 浅緋のやっているお弁当屋にある日やってきた奇妙な客・黒崎。弁当を注文している最中に居眠りしはじめたり、栄養の偏ったお弁当ばかり買っていくのが気になってつい食生活のアドバイスなどしてしまっていたのだが、ある日高校時代の友人の片倉とともに黒崎の家にお邪魔する事になってしまい、というお話。

 イケメン枠なのに臆病でヘタレでいろいろな方面に残念な攻の黒崎がとにかくかわいい!浅緋も健気可愛いんだけど目が離せない的な意味で黒崎のかわいさが勝ってた気がする。これは浅緋や廣瀬をはじめ、周囲の人間が動かなかったら黒崎からは絶対に関係を進められず、永遠に「おともだち」のままだっただろうなあとおもうと余計にまにま。最初に黒崎の部屋に行った時の「俺の嫁」発言といい、寝ぼけて浅緋を押し倒しかけたときのやりとりといい、これ攻視点でよんだらどれだけ残念な妄想が垂れ流されていたことかというかんじでそれ物凄く見たかった気がする。

 本編もすきだったけど後日談の「恋で世界は回ってる」が!!前作「恋をするには遠すぎて」に登場した外舘が男前なイケメンに進化してて転がるしかなかった。黒崎の相談にしれっと乗りつつ、付き合ってる相手が『彼女』だと思い込んでる黒崎からの発言の数々に事情を知ってるとニヤニヤするしかない。ラストの浅緋の男前っぷりもかっこよすぎて素敵でした良い男前受ごちそうさまでした!!

 しかしこれ正直、廣瀬と蘇芳のその後の話が見たいです。あれは良い悪友系喧嘩っプルになってそう…。


恋をするには遠すぎて

 

チャラい高校生の袖崎陣は、地味で無口でオタクなクラスメイトの外舘翔馬が大嫌い。目障りに思い、陰湿な嫌がらせを繰り返すが、無反応な外舘に苛立ちは募るばかり。そんな中、袖崎は外舘と2人きりで夏休みの補習を受けることになってしまう。いやいや参加していたはずが、恋バナにすら赤面する外舘の初心で小動物みたいに可愛い一面にときめき、キスしてしまい…。 (「BOOK」データベースより)

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 小さい頃に「オタクっぽい男」にストーキングされて嫌な目にあったことがある袖崎はクラスのオタク男子達を良く思って居なかった。笑いものにしたり、虫の居所が悪いと嫌がらせをしたりしていたが、外舘という男子だけは全く動じる様子を見せない。あるとき、外舘と二人で追試と補習を受ける事になってしまい……というお話。

 ギャル男とオタクの異文化コミュニケーションBL。百戦錬磨の女たらしのはずなのに、色々な意味でマイペースな外舘が気になって仕方ない袖崎の「嫌がらせ」がマジで好きな子に素直になれない小学生男子レベルで微笑ましいどころの騒ぎじゃない。外舘に気持ちを伝えて「お試し期間」に突入してからは今日びマンガやアニメでもお目にかかれないようなテンプレすぎるツンデレ台詞を吐きまくる袖崎に笑いが止まらなかった。

 女性経験は豊富でも恋愛感情自体は未経験の袖崎と、良くも悪くも二次元一筋で生きてきた外舘が相手や自分の気持ちに戸惑いながらも少しずつ不器用に距離を縮めていくのが可愛くて、きゅんきゅんする。外舘の親友・片倉がまた良い確信犯っぷりで2828!!外舘の鈍感っぷりを生暖かく眺めながら時々は二人の事をからかったり、しかしその一方で袖崎と外舘がすれ違っていくのが解るときちんとフォローしてくれる親友っぷりたまりませんでした。

 袖崎とは対象的に色々な意味でマイペース(といえば聞こえはいいけど悪く言えばオタクにありがちなコミュニケーション無関心症患者)で男前な外舘なんだけど、いざ本番!となった時の慌てようが可愛すぎてやばい。そして思わず「薄い本のネタにできる」思考になってしまう外舘に笑った。これまで読んだオタクネタBLとしては一番位にオタク描写が少ない物語だったけど、外舘が良くも悪くも解りやすいオタクっぷりで良かった。

 それにしても、袖崎の子供っぽい独占欲美味しいです。「俺のもん」とかツボに入りすぎて困る。

 番外編では、実は壁大手同人作家の外舘が嫌がらせで外舘×袖崎のマンガを描いて袖崎に読ませる(←この時点で色々な意味でニヤニヤが止まらない)話が掲載されてるんだけど、外舘視点の袖崎がかっこいい男すぎて爆笑した。嫌がらせのつもりで遠まわしなラブコールしてますよね外舘もっとやれ!!